活動内容

DMTC活動支援

国立大学法人東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター(本部:東京都目黒区、センター長:目黒 公郎 教授、DMTC)が研究開発する災害対策の知識・行動、意思決定等に関する研究成果や教育コンテンツの普及、災害対策に従事する関係者の能力の向上を図ることを目的として活動するDMTC-SAの一連のサービス業務に共感し、そのカリキュラムの実作業部分等を支援します。

災害地避難所支援

大規模災害が発生した際には被害の範囲が広がり、公的な支援だけでは避難所での運営が難しくなることがあります。そのため、我々は会員企業や支援者と連携し、民間の強みを活かして自治体や行政の補足支援策として直接被災者向けの支援を展開することを目指しています。
このような取り組みにより、より多くの被災者が必要な支援を受けられるよう努めていきます。
※画像は能登半島地震の際に輪島市鴻巣小学校避難所の皆さんがご要望されたハンド洗濯機を届けた際のものです。

D-SSA.webでの情報発進

私たちは信念を持って災害・防災活動に取り組んでおり、DMTCやDMTC-SAのイベントや講習の告知、活動内容や事業内容、災害・防災商品やシステムの検証結果をホームページなどでお知らせしたいと考えています。
また、防災や災害関連の活動を積極的に推進している企業や団体も広くアピールしていきたいと考えています。 

※画像はオレンジロケッツ(白浜町)さんにジュニアドローン飛行体験講習を開催して頂きました。

今後、目指す、目指したい活動

ドローン(UAV)操縦者の養成活動、産業用ドローンを使った災害時の支援活動、被害状況などの情報収集活動を行っていく予定です。

『スパイダー』オペレーターを増やす手段として、メタバース上で訓練が出来るシミュレーターを構築予定で現在作成中です。
※制作状況はホームページ上でお知らせします。制作会社CrackIn社

大規模災害では、各所で道路障害が発生します。そのような場合、状況確認、情報収集の先遣隊としてバイク隊を編成して現場に送り込む予定です。必要な通信装備も携行し、リアルな情報を現場から発信して、救助機関、行政機関の支援を行います。
※参考画像はヤマハ SEROW250災害救援活動2輪車車両を引用 

大規模災害が発生した際、高齢者の比率が高い孤立地区への緊急医薬品の供給は非常に重要です。
避難路が復旧するまでの間、ドローンを活用して迅速に医薬品を届ける取り組みを関係機関と協議しています。
能登半島地震の際には、孤立地区に避難した高齢者が自宅から必要な医薬品を持ち出せず、数日後に自衛隊が対応した事例もありました。このような状況では、薬がないことで容態が急変するリスクが高まります。

そのため、緊急医薬品の供給体制を整えることが重要です。各所と連携しながら、具体的な対応策を検証し、実施に向けて推進していく予定です。この取り組みにより、孤立地区の高齢者が必要な医薬品を迅速に受け取れるようにし、健康状態の悪化を防ぐことを目指しています。

日本での『スパイダー』の可能性を広げる

スイスMenziMuck社製の『スパイダー』(国内代理店(株)サナース)は、欧州では実作業以外で災害救助活動にも多く利用されています。
※保有台数:欧州数千台、日本十数台

ドイツのTHW(ドイツ連邦技術救済機関)が災害救助活動で高い評価を受けていることは広く知られています。特に『スパイダー』のような先進的な機材は、国内外の災害時において救援活動や復旧活動において大きな効果を発揮しています。

日本においても、災害発生時に『スパイダー』を活用することは非常に有用であると考えられますが、現状では日本に存在する『スパイダー』の台数は十数台にとどまり、オペレーターも限られた人数しかいないのが実情です。この課題を解決するためには、オペレーターの養成やスキルアップ講習の開催が不可欠です。また、平時における『スパイダー』の活用を促進することも重要です。

これらの取り組みを通じて、今後発生する可能性のある国内の大規模災害時に『スパイダー』が高い効果を発揮できるよう、各所と連携しながら支援活動を積極的に推進していく方針です。このような活動が、災害時の救助活動の質を向上させることにつながると期待されています。

『スパイダー』常設訓練施設の開設

日本国内には『スパイダー』の常設訓練場がありません。
それも『スパイダー』のオペレーターが増えない原因と捉えています。
まず和歌山県白浜町での山間、林間作業を意識した中上級訓練場、茨城県つくば市国総研実験フィールド内での初級(基礎)訓練場作りを目指し、オペレターを増やす、またオペレーターの技量UPの活動を支援いたします。

『スパイダー』特集

国土交通省が実践導入への各種実証実験を行うために国土技術政策総合研究所(通称:国総研)で所有しているスパイダーです。

スパイダーは操作が難しいため、専門的な基礎運転講習を受ける必要があります。画像はオペレーター養成基礎運転講習の際のものです。

徳島県の株式会社成島建設さんが所有されているスパイダーです。白浜町の5月のイベントでは多くの見学者の方々の前で、色々なシチュエーションでのテクニックを披露して頂きました。

九都県市合同防災訓練でスパイダーを展示しています。お子さん達は運転席に上がって写真が撮れるサービスを実施したので、多くのお客様の順番待ちで大盛況で終了しました。トラックへの積込みも通常の機械と違う事をご存じのお客様は最後までご覧になっていました。

スパイダーフォトギャラリー

企業の持つ隠れた力を発信したい

私たちがこの分野でのエキスパートと呼ばれるようになったのは、それぞれの立場で力を発揮されている方々の助けがあったからこそです。そんな志を同じにする方々が実際に見つけてきた、いざという時に役立つ製品、商品、仕組み、ソリューションは、それらを扱う企業さんの情熱とスキル、またきっかけさえあれば新しいムーブメントを生み出せると考えています。

広く知れ渡っていない災害、防災製品、商品、ソリューションの中には、何故それらが広く普及していないのか、理由が分からないものが多々あります。
私たちはそのようなものに陽を当てる事で、多くの被災者がほんの僅かでも早く救われるのではないかと考えています。
ご紹介したものの中で気になるものがありましたら、まず私どもにご連絡ください。それらの企業をご紹介いたしますので、直接お話しの上ご検討ください。

良いものはそれらの企業に代わって発信していくのも私たちの役目だと考えています。

『あっ、これいいかも⁈』 『あっ、ここいいかも⁈』

株式会社Waqua社製の小型海水、淡水化装置のMYZ E-60です。小型、コンパクト、100V仕様の場合海水なら1時間でおよそ60L、淡水なら1時間でおよそ120L作ることができます。更に浄水能力の高い200V仕様もあります。他にも用途に合わせた数々の浄水装置を作っています。コンパクトで使い勝手が良い製品として評価は高いと思います。

株式会社チャレナジー社製の小型風力発電機Type Dです。既存の風力発電機とは違いコンパクト、静寂性が高い、手軽に設置ができる、太陽光パネル、蓄電池も付くなどで評価は高いと考えています。避難施設、病院、公共設備、高齢者施設などでの災害発生時の電力ロス、燃料ロスを補完する設備としては十分に検討の価値はあると思います。

※写真は千葉県睦沢町役場

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コンテンツを見る

株式会社SAKIGAKEJAPANの可搬型ヘリポート夜間照明『ヘキサゴン』の動画です。大規模災害地では緊急性の高い夜間フライトが必要になる場合が多々発生します。しかし電源ロスによりヘリが安全に離発着出来ないということが無いように、それらの問題を解消する製品として行政機関は避難所などでの保有備品として用意を検討されては如何でしょうか。他にも「ナイトコンシェルジュ」なども取り扱っているようです。

アストモスエネルギー株式会社はLPガス扱いの最大手企業になりますが、実は防災、災害支援活動にも社として積極的に取り組んでいます。
今年の能登半島地震の際には液化燃料の輸送で大きな障害が発生していた、GSスタンドの電源ロスで思うように供給が出来ない状況だった等で液化燃料安定供給には課題を残しています。
まだまだ解決しなければならない問題は多々ありますが、LPガスでの安定的に安全に災害地での電源、熱源確保利用の期待は高いようです。
※上記は参考資料を引用しました。

株式会社協同

モーリアンヒートパックは災害時に暖かい飲み物、食べ物を口にしたい!という被災者の方々の想いに寄り添うことができる製品だと思います。
『火や電気がなくてもあたたかい食事が食べられます』というキャッチフレーズは被災された初期段階の不便な時に非常に心強い一品です。
詳しくは↓よりホームページをご覧ください。

これらのものも災害、防災などで効果を発揮するものと考えています